新築のサイディングにひび割れが起きる原因とは？

「新築だからひび割れなんて関係ない」と思いますよね。

でも、実はサイディングのひび割れは、新築でも意外と発生するんです。

その原因にはいくつかの要素があります。

1．施工不良や技術不足

新築でも、施工に問題があるとひび割れの原因になります。

例えば、以下のようなケースです。

　サイディングボードの取り付けが甘い

　コーキング（目地部分の充填材）が正しく施工されていない

　適切な隙間が確保されていない

サイディングは「動く」ことを前提に設計されていますが、施工が不適切だと動きに耐えられずひび割れが発生します。

2．サイディング素材の特性

サイディングには、窯業系、金属系、木質系などいくつかの種類がありますが、中でも窯業系サイディングは水分を吸収しやすく、乾燥によって収縮することが特徴です。

これがひび割れの原因になることもあります。

3．建物の構造的な動き

新築は建てたばかりのため、建物自体が少しずつ動くことがあります。

これを「乾燥収縮」といいますが、木材が乾燥し縮むことで建物に微妙なズレが生じ、サイディングにも影響するのです。

「建物は完成して終わりではない」ということです。

新築でも時間とともに動くのは自然なことです。

ひび割れを放置するとどうなる？そのリスクとは

サイディングのひび割れを「小さいから大丈夫」と放置してしまうと、実は怖いことが起こるんです。

ここでしっかり理解しておきましょう！

雨水の浸入で建物が劣化する

ひび割れを放置すると、そこから雨水が浸入し、次のような問題が発生します。

 　壁の内部が湿気で腐食

 　断熱材が劣化

 　カビやシロアリ被害のリスク

建物の内部に水が浸入すると、見えない部分でじわじわとダメージが進行します。

特に湿気の多い日本では要注意です。

美観が損なわれる

外壁は家の「顔」です。

ひび割れがあると見た目が悪くなり、せっかくの新築も古びて見えてしまいますよね。

これが長く続くと、家の価値にも影響してきます。

 修繕費用が高くなる

小さなひび割れの段階で補修しておけば費用は抑えられますが、放置して被害が拡大すると大掛かりな工事が必要になることも。

　・コーキング補修のみ → 数万円

　・外壁全体の張り替え → 数十万円～数百万円

「もっと早く直しておけばよかった…」と後悔する前に、早めに手を打つことが大切です。

サイディングひび割れの対策と効果的な補修方法

では、ひび割れを見つけた場合、どのように対策すれば良いのでしょうか？

具体的な方法を解説します！

1．定期的な点検を行う

ひび割れは早期発見・早期対応が重要です。

新築の場合でも5年ごとの定期点検をおすすめします。

特に「目地部分」や「外壁の角」など、ひび割れが発生しやすい箇所をチェックしましょう！

日進市の皆様も、外壁塗装業者に定期的な点検を依頼してみてくださいね。

2．ひび割れ補修を行う

ひび割れを見つけた場合は、以下のような補修方法があります。

　・コーキング補修：ひび割れ部分に充填材を埋め込む

　・部分塗装：ひび割れの周辺だけを塗装して保護

　・外壁張り替え：深刻な場合はサイディングの交換が必要

ひび割れの状態や原因に応じて適切な対策を行うことが大切です。

プロの業者に相談すると、最適な方法を提案してもらえます。

3．外壁塗装でひび割れを防ぐ

外壁塗装は、ひび割れを予防する最も効果的な方法の一つです。

塗料による防水性や耐久性の向上で、ひび割れの発生を抑えることができます。

塗装時のポイント

　・防水塗料や弾性塗料を使用する

　・耐久性の高い塗料（シリコン塗料やフッ素塗料、無機塗料）を選ぶ

新築だからこそ、外壁塗装を計画的に行い、長くキレイな状態を保ちましょう！